イソップの「ライオンとねずみ」
バーナデット・ワッツ=再話・絵 ささきたづこ=訳 講談社 2001年4月 第1刷
【話】ライオンがかつて子どもだった頃、ジャングルで昼寝をしていた時、ねずみが飛び出して、うっかり子どもライオンの前足にのってしまった。ねずみは恐ろしくて身動きできなかった。子どもライオンは小さなネズミを見て、何もしないから、さっさと走って行きなと。すると、ねずみは助けがいる時はいつでも呼んで下さいと言って、急いで逃げた。
やがて、子どもだったライオンは、動物たちに王さまと呼ばれるようになった。ある日、ライオンの王さまは、罠にかかって、編みに閉じ込められてしまった。夜になっても、ライオンは網から出られず、ほえつづけた。朝になると、ねずみが現れて網を鋭い歯でかじり穴を開けた。・・・・。
【所感】岩波文庫のイソップ寓話集(中務哲郎:訳)には「ライオンと鼠の恩返し」というタイトルで文も僅か数行です。最後に“時勢が変われば、いかな有力者でも弱い者の助けが必要になる、ということをこの話は説き明かしている。”と。
絵本は子ども向けに、書かれていて、ライオンもやさしく、ほのぼのとしています。訓話を言葉とあたたかい絵で表現していると思います。百獣の王様を、いつも馬鹿にされていた鼠が、助けるお話に、子どもたちも喜ぶと思います。
さて、このイソップの「ライオンとねずみ」のお話が古代エジプト物語にあります。
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