ロシアの昔話「きつねとうさぎ」
F・ヤールブソワ=絵 Y・ノルシュティン=構成 こじまひろこ=訳 福音館書店 2003年11月25日発行
ロシアの昔話をアニメーション監督のユーリー・ノルシュティン氏が文の構成をし、私生活でもパートナであるフランチェスカ・ヤールブソワさんが絵を描き、絵本にした作品。
ウサギはキツネに自分の家から追い出されて困っているのに、ウサギの大きな目はひょうきんにさえ見える。ウサギさんのためにオオカミや、クマ、ウシまでも登場させるが、キツネの乱暴な言葉に、恐れをなして、みんな逃げてしまう。最後に、颯爽と現れたのは剣を持った雄鶏・・・・・。
結果は勿論ハッピーエンドです。雄鶏が?そうです。オオカミもクマもウシも言っている言葉は同じなんですね。ところが、雄鶏はキツネに脅される前にさけび、うたうんです。侍がヤーヤーと名のり上げるみたいに。悪いキツネがスカートなんか穿いて、怖いというより、ユーモアに描かれています。文は何度も同じ言葉を繰り返してリズミカルに。それに合わせるかのように絵も躍動感に溢れていて色彩も明るく、楽しめます。
2003年(第9回)日本絵本賞・翻訳絵本賞
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